アフターコロナの事業展開を考える 〜その1〜

まちづくり

コロナさんよ、マジで苦しいぜ・・。

こんな時でも、ゲストが来ない限りは時間を持て余してしまうので、今後の事業展開について考えています。今回はフワッとしたお話。

全てはビジョンから

昨年来準備していた法人設立ですが、コロナショックで気付いたら放置状態。
実際の設立タイミングは改めて検討ですが、これだけ暇なので先にコーポレート大ボラを考えてみました。

前職のコンサル会社では戦略を頂点にしたピラミッドで事業を考えることが学びでしたが、いざ独立するとその上にもう一つ必要なのがあるなと。

ビジョンまたの名を大ボラまたの名をヴィジョン

またの名を夢というか、コロナ禍でもなんとか心折れずに前を向いていられるのは、少なからずこれがあったからだなと。道半ばの宿業で足元救われちゃーいられない、と。

どんな事業を展開していくか
どんな人を仲間として誘うか
etc.

普段の事業運営でどこまで意識するかは?ですが、ここをカチッと固めさえしたら全ての判断の拠り所となるので気持ちが楽になるんです。

きれいな文章にはできてないですが、拘りたいキーワードが2つ

「持続可能性」 と 「ハブ機能」

持続可能な地方都市にするためのhub機能を担っていきたいなーと。

飛騨高山に帰省して早3年弱。コロナでコテンパンにやられてる現在の飛騨高山ですが、それを差し引いても未来の地方を取り巻く環境は厳しいなと。

生き残る必要性があるのかないのかの議論はさておき、地方の暮らしを残していくとしたら何が必要かと考えると、最近友人からシェアしてもらった言葉がしっくりとはまります;

「文明とは環境破壊を食い物にして成長する。今、成長の臨界に達した」「人類は、全滅を避けるための自動調節機能が働いて、活動の自粛を求められているのだ。」「これからの世界の行く末、私は成長しないことこそが成長であると思う」。

杉本博司 from 友人

ふむふむ 成長と成熟の違い、ですね!

これからの地方では売上増(成長)を闇雲に追うのではなく、内部留保/利益(成熟)を増やしていきたいなーと思うのです。では、そのためにはどうするか。

sustainabilityってフワッフワな言葉だし、もう少し具体性が必要だ。では、それを構成する要素ってなんだろうって考えてみた。

ビジョンを達成するために必要な要素は?

最近流行の言葉をぺたぺた貼り付けてみると、こんな図になりました。(相変わらずふわりとしている・・。)

sustainableな地方都市に必要なのは community と circulation ではないかと。

強固なcommunityをつくって、色んなものをcirculationさせていけば良いのでは?と考え、cup of teaはそれらのhubになりたいな。

これから宿業を続けるにしても、他の新規事業を立ち上げるにしても、迷った時はこの図をもとに事業アイデアを練ろうと思います。(communityとcirculationを構成する下位層については別の投稿で)

って決めちゃえば迷いはなくなるし、お金に目が眩みそうになっても軌道修正できるしね。

そこから生まれた事業アイデアは町のお惣菜屋さん

コロナに宿をズタボロにされてからというもの、視点が内向きになっています。

それでもまわっていた内需の底力を目の当たりにし、いかに自分たちの足腰を自らの手で(足で?)強くしていけるか、に関心が移っています。

次の一手を考えてみたところ、ある事業アイデアが思いつきました。

「町のお惣菜屋さん」

どかーんと花火を上げるのではなく、小さくとも息の長い商いを。
商いを通して町の問題を解決する一助となることを目的に。
でもやるからには利益を確実に生み出す仕組みをつくって、還元する。

整理のために4Cで 考えてみました。

CUSTOMER VALUE

[高齢者]
・近隣の高齢者が栄養ある手作りの食事を安価に購入できる
・行けば知り合いに会える
・お風呂のついでに食事を済ませられる
[子育て世代]
・夕飯のもう一品を安価に購入できて、家事への負担が軽くなる
[旅行者(外国人)]
・旅行中の野菜不足をここで解決できる
・地域の家庭料理を気軽に体験できる

COST

[高齢者]
・公開された原価をもとに算出されたギリギリの値段を納得して払う
・my器を持ち込めば優待
・会員になればもっと優待
・食材提供してくれたらもっともっと優待

[子育て世代]
・公開された原価をもとに算出されたギリギリの値段を納得して払う
・my器を持ち込めば優待
・会員になればもっと優待
・食材提供してくれたらもっともっと優待

[旅行者(外国人)]
・選択できる定食は1200円(おかず2品)または1500円(おかず3品)のみ

CONVENIENCE

[高齢者]
・1週間のメニューは予め公表されているので希望の日にふらっと立ち寄ればOK
[子育て世代]
・SNSからの予約・取り置き・決済可能
[旅行者(外国人)]
・メニューは2種類。おかずは自分の欲しいものを選ぶ

COMMUNICATION

[高齢者]
・スタッフは近隣の高齢者のため、いつ行っても知ってる誰かがいる
[子育て世代]
・SNSを通してメニュー・生産者情報を受けとれる
[旅行者(外国人)]
・おばちゃんの和製英語・指差しコミュニケーションを楽しむ

ここで近隣の皆様の可処分時間を頂き(高齢者)、差し上げる(働き世代)ことができれば素敵だなと。

全力で支援させて頂きます。どなたか実現をお願いいたします@八軒町(8th avenue)

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